7月 8

アルバイトにもいろんな種類があります。ぼくは高校時代に、高円寺の裏通りにあった小さな大衆食堂でアルバイトをしていました。そこは年寄り夫婦が細々とやっていたお店でした。メニューにはラーメン、そば、うどんからトンカツやエビフライなどの洋食、各種の丼物などまで何でもそろっていました。そこでバイトする前には大手のハンバーガーチェーン店でバイトをしたこともあっだのですが、そこと比べると天国みたいに条件のいいバイトでした。ぼくにとって、大手のハンバーガーチェーン店でのアルバイトは最悪でした。それまでは割と頻繁にそのチェーン店を利用していましたが、そこでアルバイトをしてから以降、一度もその系列の店へは行っていません。使っている油の質や商品に対する売る側の意識のありようや考え方に疑問を持ってしまいました。また、それ以上なのが社員の程度の低さです。自分が楽するためにアルバイトを利用することばかり考えていました。高円寺の食堂は違いました。高円寺の食堂の夫婦は人としてアルバイターを見てくれました。習ってもいないことを失敗しても激怒したりはしません。自分たちの手が足りなくて忙しいところをアルバイトに手伝ってもらっている、という感じでした。こちらが忙しい時に奥でタバコを吸って休んでいることはありませんでした。メニューに使う材料の質にも気を使っていました。極端に質を落としてまで値段を安くしようとは思いつきもしないようでした。学生時代に一度はアルバイトをしておくと人生のプラスにはなると思います。

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